中国語学習者が増えていますね。
私の地元でも、中国語教室の看板をよく見ます。
外国語を学ぶと、世界が広がる感じがしますね。
その外国語の中でも、中国語は習得が難しく途中であきらめてしまう人も多いようです。
そんな中国語を独学で学べるでしょうか?
独学の助っ人 NHK中国語講座
はっきり言って、中国語を独学で学ぶのは本当に大変です。でも、できます。
独学で学ぼうとしたときにまず考えられる方法は、NHKのテレビやラジオ講座でしょう。
私もラジオで学びました。あの頃は朝6時(だったと思います)に番組が始まっていたので、朝の苦手な私にとっては苦痛でした。毎朝タイマーでカセットに録音し、1週間を一本のテープにまとめて車の中でひたすら聞いていました。って、いつの時代!?ですよね。
今では、ネットで電子版が見られるという大変便利な時代になりました。音声まで繰り返し聞ける優れもの。いつでもどこでも学べます。
しかしどんなに便利な時代になっても、学び方はやはり同じ。文法を学び、単語をとにかくたくさん覚える。
そして、中国語学習において特にポイントとなるのは「たくさん聞く」です。
なぜたくさん聞くのか
中国語の何が難しいか。ズバリ、発音です。
多くの人がつまずくところが発音の難しさ。
日本語にはない発音がありますし、声調も4段階あります。発音と声調が上手に、かつ正確に口から発せられて初めて、中国人に通じる音を出すことになります。
これが少しでもずれると、通じないどころか全く異なる意味にとられてしまう可能性もあるので要注意です。
独学で学ぶ決意があるならば、文法や単語は頭に入れられるでしょう。しかし、発音は頭で考えるだけでは無理です。
そのために、たくさん中国語を聞いて、同じように言ってみましょう。
まるでモノマネをするように、中国人になりきって、耳から入った音を、脳みそを通さずに口から出してみてください。
リスニングの材料として、スローペースの初級のCDから初めます。
どんどんスピードアップし、NHK ワールドの中国語版ニュースをモノマネできるぐらいまで頑張ってみましょう。
意識する部分は、モノマネです。強弱、高音低音、スピード、感情、身振り手振りまで、すべて中国人の気持ちでマネしてみましょう。
自分のメンタルを訓練しましょう
中国人に甘えられない事がさらに中国語の学習のハードルを上げていると思います。
どういう意味でしょうか。
例えば、日本で外国人が一生懸命日本語を使って話そうとしているとします。
親切な方なら、何を言いたいのかな?困っているのかな?もしかしてこんな意味かな?と考えるのではないでしょうか。その親切心で、相手の日本語がさほど上手ではなくても意味を察してあげようとし、なんとか会話が成立します。
では、あなたが中国で、たどたどしい中国語で何かを話そうとしたときに中国人からどんな反応がかえってくるでしょうか?
私の経験から言うと、「何を言ってるんだ?」「さっぱり分からん。」「あっちへ行け。」がほとんどです。もちろん心優しいおばさんもいます。でも、どれだけ心がなえたか・・・
つまり中国語を学ぶにあたって、「分かってくれるかしら?」との甘い期待はできないということです。
むしろ、「あなたは中国人なんだから私の中国語を理解しなさい!」ぐらいの強いメンタルが必要です。
そして、自信をもって大きな声ではっきりと言うことを心がけましょう。不安な気持ちは、声を小さくします。声が小さいと中国語の音は出せません。中国語はお腹から出す音です。
よく、中国人は喧嘩をしているように話すと言いますね。あれはお腹から音が出ているので、自然と音が大きくなります。音が大きいと、相手の言葉がはっきり聞こえます。そして、このはっきりとした音が中国語ではとても大切です。
まとめ
中国語の文法は、日本語に比べたら本当に簡単。まず、文法と単語は覚えましょう。
そして、自分に自信を持ちましょう。自信がなくても大きい声で話しましょう。
そして、間違って言ってしまったら、大きな声で笑いましょう。相手にも一緒に笑ってもらいましょう。中国人は明るい人が好きです。大きな声で笑い飛ばして、正しい中国語を教えてもらいましょう。
外国語を学ぶことは、自分を広げる第一歩。新しい世界にぜひ飛び込んでみてください。