インドネシアの首都ジャカルタは、観光地というよりビジネス都市のため、観光する場所がないという方もおられます。確かにバリ島と比べたら情報量は少ないかもしれませんが、異文化体験は十分できます。 ジャカルタ北部に位置するファタヒラ広場は、昔の風情を感じる事の出来る博物館がたくさんあります。
ジャカルタの観光地 ファタヒラ広場
ジャカルタ湾沿いのジャカルタ北部には、コタ地区があります。オランダ植民地時代の建物が今でも残っている地域で、風情溢れる場所です。
そのコタ地区にあるコタ駅北側に、ファタヒラ広場があります。
石畳の広い空間の中心に噴水が勢いよく水を吐き出しており、それを取り囲むようにいくつもの大きな建物がならんでいます。これらは東インド会社時代の建物で、17世紀にまでさかのぼります。東インド会社は、オランダ政府の後ろ盾を得て貿易を始め、莫大な利益を得たとされています。当時の様子を垣間見る事の出来る重要な場所です。
とても広いので、レンタル自転車で動くことができます。
ジャカルタの観光地 ファタヒラ広場にある博物館
ジャカルタ歴史博物館(Museum Sejarah Jakarta)
ジャカルタ歴史博物館は、オランダ統治時代に市庁舎として建設されたもので、1627年の建物です。料金を払って中に入ると、当時使用されていた家具などの調度品が展示されています。
2階の窓からは、ファタヒラ広場を一望できます。
入場料は5,000ルピアです。
絵画・陶磁博物館(Museum Seni Rupa and Keramik)
絵画・陶磁博物館は、ファタヒラ広場の東側に位置し、旧バタビア裁判所です。その名の通り、絵画や陶磁器が多く展示されています。中国、タイ、ベトナムとの貿易で得た磁器・皿・壺のほか、インドネシア特有の美術品を楽しむことができます。 入場料は5,000ルピアです。
ワヤン博物館(Museum Wayang)
ワヤン博物館は、ファタヒラ広場の西側に位置します。かつてはプロテスタント教会だった建物です。
ワヤンとは、影絵人形芝居の事で、ユネスコの世界無形文化遺産に登録された、インドネシアの伝統的な芸能です。
インドネシアの各地にワヤン文化が残されており、全国からのワヤン人形が集められています。
入場料は5,000ルピアです。
インドネシア銀行博物館(Museum Bank Indonesia)
インドネシア銀行博物館は、ワヤン博物館の南側に位置します。元インドネシア中央銀行で、コロニアル建築のとても美しい建物です。
紙幣を発行する機関ですので、国の歴史とも深い関係があり、オランダ植民地時代の銀行窓口が復元されています。
入場料は5,000ルピアです。
ジャカルタの観光地 ファタヒラ広場のカフェでひと休み
いくつもの博物館を巡ったら、カフェでひと休みしましょう。
ファタヒラ広場を進んでいくと、いくつものおしゃれなカフェが所狭しと並んでいます。
木陰のテラスに腰かけて、道行く人たちの様子をゆっくりとながめるのもいいですね。
コーヒーはブラック派という方は、「ミルク不要、砂糖不要」と伝えましょう。
私はアイスミルクティーで体を冷やしました。
やっぱりインドネシアは暑いですね。(;^ω^)
まとめ
インドネシアと一言で言っても、1万7千以上もの島々で構成される国なので、芸術・文化・宗教も様々です。
ワヤン人形は、それを良く表していると思います。
まだまだ知らないインドネシアを、発掘してみたいと感じました。