旅行は計画を立てる段階でウキウキしますよね。
国内旅行にしろ、海外旅行にしろ、多くの人が気にかけるのはトイレ事情です。
トイレが近くてみんなに迷惑をかけるとか、行きたいときに行けないと困るとか。
特に海外となるとその心配は未知の話。でもとっても重要です。
中国はどうでしょうか?
中国旅行に出かける前に、できる準備をしておきましょう。
中国のトイレ事情は?
「ニーハオトイレ」を聞いた事はあるでしょうか?
いわゆるオープンなトイレですね。用を足しているときに、人が入ってきたら「こんにちは」と声をかけることができるトイレです。
これは、トイレに行くことは生理現象なので、何も恥ずかしいことではないという考えが根底にあります。おしゃべりしながら入ります。
人前でおならをする事も、ゲップをする事も、誰しも起こることですので、堂々とします。
そして、「ニーハオ」が言えるわけですから、おしりを壁側に向け、顔が通路側、もしくは扉側に来ます。おしりは人に見せません。
では、中国はすべて「ニーハオトイレ」なのか?
答えは、NOです。
現代中国は、トイレがきれいになってきています。
つまり、誰だってきれいで清潔なトイレに入りたいわけです。
きれいでないとしても、扉はついています。
ただ、鍵は壊れているかもしれません。その際は開けられてしまうかもしれないので、「ニーハオ」と言うしかないですね。
もしくは「有人。(ヨーレン)」と言って、「入ってます」と言います。
紙はないと考えて、準備して入りましょう。
外国人が観光で訪れる有名な場所は、だいたい扉があるタイプのトイレで、本格的な「ニーハオトイレ」には遭遇しないと思います。
でも、きれいかどうかは保証できませんので、あらかじめどこのトイレに行くかを考えておいたり、受け入れられるトイレがあったときは、行きたくなくても行っておいた方がいいです。
では、利用できるトイレをどう探したらいいでしょうか?
中国で利用できるトイレはどこ?
一番のおすすめは、ホテルの1階にあるトイレです。ホテルが高級で大きければ大きいほど、トイレはきれいです。滞在していなくても利用できます。
また、マクドナルドやケンタッキーのトイレも利用可能です。紙がついていることもあります。
大型のデパートやショッピングモールも利用できます。しかし、掃除が行き届いていないことがあったり、場所がはずれの方で探すのが大変なことがあります。でも、外の公共トイレよりはいいでしょう。
観光場所についたなら、まずこれらを探して、トイレを確保しましょう。
中国でのトイレ、使用する際の注意点は
注意点があります。
紙は絶対に流してはいけません。滞在先のホテルでも同じです。備え付けのゴミ箱に捨てましょう。
なぜなら、紙が水に溶けないため、排水管に詰まってしまう為です。
日本のトイレットペーパーは大丈夫ですので、旅行準備として、トイレットペーパーを持参することをお勧めします。
トイレを心配して、水分補給をしない方もおりますが、これは中国では要注意です。中国は日本よりもずっと乾燥しており、こまめに水分を取ることが必要です。地元の中国人もマイボトルを持ち歩いています。トイレの場所を確認しながら、水分は絶対にとりましょう。
便座に腰を掛ける際は細心の注意を払ってください。便座も汚れています。なぜかというと、地元の人たちは便座に靴のまま乗って和式で用を足すからです。私は、いつも和式を選んで入っていました。
もし様式しかない場合、そして汚くて座りたくない場合は、便座に触れない程度にかがんで、腰を浮かせながら、足をプルプルさせて利用しましょう。
携帯用の便座除菌クリーナーなどがあると安心ですね。
まとめ
中国のトイレ事情は、皆気になるところだと思います。
そして貴重な中国旅行のお土産話になるかもしれませんね。
「慣れるよ。」と言う人もいますが、こればかりは、人それぞれ。楽しんでみるくらいの気持ちも必要かもしれません。
せっかくの旅行ですから、日本式にとらわれずに、非日常を味わってみてください。