寒い冬は、ゆっくりと温泉に入って温まりたいですよね。
おすすめは群馬県の草津温泉。
草津温泉は日本三名泉の一つに数えられています。
古くから日本人に慕われているだけでなく、今では外国人にも人気の観光地。
スキーやスノーボードで遊んだ後、温泉で疲れを癒すのもいいですね。
草津温泉の湯畑とは
草津温泉は100%の天然温泉で、湯畑はその源泉の一つです。温泉街の中心に位置しており、この温泉街のシンボルとなっています。
草津温泉バスターミナルから、道路に記された案内に沿って5分ほど徒歩で行くと、温泉独特の硫黄のにおいがしてきます。そして白い湯けむりと共に湯畑が見えてきます。
ここでは、常に湧き出たお湯が流れてきて、その温度は50~90度にもなり、とてもそのままでは入れません。そのため、その熱いお湯を湯樋に通し、水を足さずに自然に湯温を下げて浴場や旅館へ運ばれて行きます。
湯畑の広さは約1600㎡にもなります。
「湯もみ」という方法で湯温を下げる事も行われています。草津節を歌いながら木の板を使って温泉をかき回して温度を下げます。
映画「もののけ姫」のワンシーンを思い出される方もいると思います。そんな湯もみの様子を見学したり、体験することができます。
草津温泉のキャラクターである「ゆもみちゃん」はこの湯もみをする女の子。永遠の22歳だそうです。うらやましい(笑)
湯畑の硫黄のにおい、よく言う、ゆで卵のにおいですね。これは泉質が強い酸性の硫黄泉ために独特のにおいがします。この泉質により体に様々な効果をもたらすと言われています。
主な効能は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、痔、冷え性、病後回復、疲労回復、慢性皮膚病、切り傷、やけど、動脈硬化症、糖尿病、高血圧症、慢性婦人病などです。
草津温泉に入るときは注意点があります。
どの温泉もそうですが、入浴前にかけ湯をしますよね。私はかけ湯をしないで入ってしまうことがありますが、草津温泉は高温です。一気に入ると危険なことがありますので、手桶で足元から順番にお湯を浴びせて温泉の温度になじんでから入るようにしましょう。
草津温泉の源泉は主に6つあり、湯畑以外にも白旗、西の河原、地蔵、煮川、万代鉱があります。それ以外の小源泉もたくさんあります。
いろいろな源泉を楽しんでみるのもいいですね。
草津温泉で足湯ができます
草津温泉のバスターミナルを出るとすぐのところに、足湯ができるあずまやが立っています。石の浴槽に腰を掛けて温まります。無料で常に温かいお湯が流れています。
湯畑の脇にも足湯スポットがあります。白い湯けむりと硫黄の香りに包まれながら温まることができます。無料です。
湯畑の湯滝の前でも足湯を楽しむことができます。24時間無料です。
共同浴場である「地蔵の湯」の前にも足湯スポットがあります。こちらも無料で自由に利用できます。
これらの他にも足湯スポットはありますので、自分のすきなポイントを探すのもいいですね。それぞれ湯温等も異なります。ゆっくりとおしゃべりしながら、景色を楽しみながら温まりましょう。
足湯を楽しむためにも、裾をまくれるズボンと靴下の服装がおすすめです。タオルを持参するとより気軽に入れます。
まとめ
草津温泉は温泉以外にも楽しめる場所がたくさんあります。
温泉街をぶらりと歩いてみて小路を入ってみたり、古民家風のカフェでゆっくりして見たり、手打ちそばを食べたり。
ちょっと足を延ばして自然の満喫してみたり。
普段とちがうゆっくりした時間をお楽しみください。