我が子が成長し、いつの間にか小学生。本当にうれしいです。
と同時に心配なこともたくさん出てきますよね。
特に、学校の勉強についていけるだろうかという心配はほとんどの方が思うのではないでしょうか。
もし、まだひらがなが読めない状態だったらより心配になります。
小学校入学前までにどの程度の学力が求められるのでしょうか？
小学校入学前にひらがなは読めた方がいい？
先輩お母さんたちに聞いてみると、入学前の学力に関していろいろな意見が聞かれます。
いろいろありすぎて逆に不安になってしまうのも事実ですよね。
地域によっても学業への期待が異なります。
通っている保育園や幼稚園によっても前準備の程度は大きく異なります。
各家庭での取り組みも異なるでしょう。
たとえ入学時に一つもひらがなが読めなかったとしても、１年生でひらがなは学びますし、学習が進んでいくにつれて覚えていきます。
たくさん文字に触れることで自然と覚えていきますから、過度に不安になる必要はありません。
しかし他の子ができていることを自分ができないと、子どもも不安になったり、焦ったり、やる気を無くしてしまうことはあります。
親もついほかの子と比較してしまい、焦ってきます。
そういった子どもの（時には親の）精神的不安を軽減させてあげるためにも、ある程度はひらがなが読めておいた方がいいでしょう。
小学校入学時点までにどの程度の学力が必要かは、文科省等でもはっきりと定められてはいません。
しかしある調査によると、小学入学前の年長児で自分の名前が読める子は、男の子で９７．９%、女の子で99.1%でした。
ひらがなが読める子は、男の子で92.1%、女の子で97.7%、です。
つまり、ほとんどの子が入学時点でひらがなが読めるという事です。
そうすると、学校の先生たちも子どもたちはできるという前提で物事を進めていくでしょうし、できない子にどの程度時間をかけてくれるかは分かりませんので、各家庭でのケアが必要になってくるでしょう。
小学校入学前でまだひらがなが読めません どうしたらいいですか？
本屋さんに行くとたくさんの教材が売られていて、どれを選んでいいのか迷ってしまいますね。
どの教材もよく考えられており、構成も素晴らしいです。
でも目的を考えて買わないと、本ばっかりたまってしまい何もせずに終わってしまいます。
それではもったいない。
小さい子どもは楽しいと感じたことはどんどん覚えていきます。
ですから、ひらがなも楽しい雰囲気で覚えるのが大切。
親が焦っていては緊張が伝わり子どもは嫌がってしまいますので、まず良い雰囲気づくりを心がけましょう。
例えば、お風呂の時間を活用できます。
１００円でお風呂の壁に貼れるひらがな50音表が売っていますので、それを一緒に指をさしながら読んでみるのもいいですね。
あ~お、か~こ、さ~そ、と少しずつ並びを覚えましょう。
一気にやらずに少しずつ。
そして、自分の名前を表を使って拾い読みしてみます。
のぼせないようにご注意を。
50音表をすぐに見れるように部屋にも準備しておきます。
そしてすでに知っている単語を、ひらがな表を使って、一緒に読んでみます。
少しずつ文字を増やしていくことで、音と文字がつながってきます。
50音全部を覚えていなくても、この方法で少しずつ本も読めるようになってきます。
絵を使いながら本を読むのもイメージがしやすいのでとても良いですが、絵を見たら次は文字に注目させましょう。
目的はひらがなを覚える事です。
文字を読ませましょう。
学習には段階がありますので、焦らずに一歩ずつ進むのがポイントです。
読めてくると、書けるようになってほしいと欲が出てきますが、そこは少し我慢しましょう。
読めないものは書けません。
まず、しっかり読めるようになってから書きの練習をしましょう。
まとめ
子どもはお母さんにほめられることが何よりも嬉しいことです。
できて当然と思わずに、たくさんほめてあげてください。
塾や教材で学ぶことはできますが、お母さんと一緒に学ぶ時間が子どもにとって一番うれしい時です。
たくさんではなく一歩ずつ、そして焦らずにできた事に注目して楽しい雰囲気で学びましょう。