風邪をひいて病院に行くと、たいてい処方されるのは西洋薬ですよね。
でも「漢方あります」という表示を見たり、「漢方飲んでます」という声もチラホラ聞きます。
漢方は風邪に聞くのでしょうか？
風邪に漢方は効きますか？
西洋薬は直接幹部に効果があります。例えば、悪寒、鼻水、頭痛、発熱、のどの痛みなどの症状に効く薬を飲んで、風邪の症状を緩和させます。即効性があります。
では漢方は？
漢方は、「効いてるか分からない」という声を聴くことがありますが、それはまさに漢方薬を言い当ててると思います。つまり西洋薬のような即効性は無いことがあるからです。
漢方薬は、本来体が持っている免疫力等の力を整え、高め、風邪の症状を改善してゆく方法で風邪を治していきます。時間がかかるように思えますが、病気を根本から治すことができます。辛抱して飲み続けましょう。
人それぞれ症状や体質が異なりますから、同じ風邪でも処方される漢方薬は異なることもあります。風邪ならこれ、と決まっているわけではありません。
漢方薬として調合される種類はたくさんあります。そのたくさんある中から、10種類近くの生薬が調合されますので、複数の効果を期待することができます。自分に合った漢方薬を処方してもらうとより素早く改善できるでしょう。
風邪の初期症状にいい漢方は？
よく聞くのは、「葛根湯」ですね。
ある程度の体力がある人で、寒気・発熱・頭痛・肩こり等の症状がある場合にお勧めです。
肩こりに効くのは嬉しいですね。
体を温めて熱を出し、ウイルスと戦って治します。
発熱はウイルスを退治しようしている証拠なので、解熱するのではなく、体を温めて対処します。
咳やのどの痛みにはあまり効果はありません。
他には「小青竜湯」があります。
体力が中程度又はやや虚弱な人に勧められます。鼻水の出る風邪使う薬です。
私は先日、耳鼻科でこの小青竜湯を処方されました。
眠気などの副作用がないので運転も大丈夫です。
薬を飲んで休息しましょう
薬を飲んだとしても、風邪をひいたら休息は必要です。
風邪なんてすぐ治るとタカをくくらずに、養生しましょう。
十分な睡眠を取ったり、バランスの良い食事よして、免疫力を高め、漢方薬の効果を引き上げましょう。
加湿器を置いたりして、部屋の乾燥を防ぎましょう。
スポーツドリンク等を飲むなどして水分を補給しましょう。
忙しい中、風邪の引き初めで休むというのは難しいですよね。
でも、休まずにこじらせて長期化させるともっと大変なことになります。
風邪は万病のもととも言います。
無理をすると、もともとの持病が悪化したり、呼吸器系の疾患がひどくなったりするかもしれません。
長引かせて重い病気にならないよう、たかが風邪と思わずに早めに対処しましょう。
まとめ
中国の薬局で見た調合用の漢方薬の種類は、本当に多かったです。
中国の地元の人たちは、具合の悪い時、病院ではなく薬局に行きます。
症状を言って、自分に合ったものを調合してもらいます。
そして、薬草を煎じるためのマイツボで自宅で煎じて飲みます。
その薬草独特の異臭といったら、部屋中充満してとても慣れそうにありません。
でも自分に合った薬ってうれしいなと思いました。
西洋薬には西洋薬の良さがあります。
漢方薬にも漢方薬の良さがあります。
両方を上手に服用して風邪を退治しましょう。
漢方薬の飲み合わせにも注意が必要です。
医師と相談して服用しましょう。