海外への送金はとても不安になりますね。
安全に送れるのか、手数料はどれほど高いのか、何日かかるのかなどなど。
送金方法も、「口座間送金」「口座あて送金」「住所あて送金」があります。
「口座間送金」とは、送金する人の口座から送金金額と手数料が払い出され、受取人の口座へ入金される方法です。
「口座あて送金」とは、送金金額とそれにかかる手数料を現金で準備し、窓口で受取人の口座へ入金する方法です。
「住所あて送金」とは、送金金額と手数料を現金で準備し、受取人に為替証書等を届けます。受取人は現地の郵便局などで、その証書と引き換えに現金を受け取ります。
先日中国へ「口座あて送金」をしましたので、その際の様子をお伝えします。
口座あて送金の際の必要書類
まず、差出人である自分の身分証明が必要です。マイナンバーカード、あるいはマイナンバー通知カードと免許証を準備します。
「国際送金請求書兼告知書(口座あて送金用)」の書類に記入します。
その際、記入する文字はずべてローマ字です。
中国あてであれば、すべてをピンイン(中国語のローマ字による表記法)で記入する必要があります。
事前準備として、送金先の銀行名・支店名・支店の住所をピンインで調べておくことをお勧めします。受取人の名前と住所もピンインで記入します。
住所の書く順番は、部屋番号、マンション名、番地、小字名、都市名、省名の順です。
中国の住所をピンインで書くと、文字数がとても多くなり、マス目に入りきりません。その際は、スペースを空けずにみっちり書きます。「市shi」や「省sheng」の字は省略して構いません。
「通信文」の欄に、受取人の連絡先として、相手の電話番号を記入するとより確実に送金できます。
送金手数料
一番気になるのは手数料ですよね。
郵便局の場合、2018年5月時点での「口座あて送金」手数料は、送金金額に関係なく一律5,000円です。なお、1回に送金できる上限額は、50,000ドルです。
日本円で支払い、ドルに換えて中国へ送金します。
中国側では、ドルを受け取り、人民元に交換することになります。
そのため、日本ではドル替えの手数料、中国では人民元替えの手数料がそれぞれ発生します。
また、中国側の銀行でも手数料を取りますので、受取人の手元に届く額は、送金した額よりの少し減ります。
レートが毎日変わりますので、その都度ご確認ください。
「口座間送金」の場合
ゆうちょ銀行のゆうちょダイレクトをご利用の方は、「口座間送金」が利用できます。
「国際送金」の欄から差出人と受取人の情報を入力し申し込みます。
マイナンバーの登録が求められる場合があります。ゆうちょダイレクトサイトの指示に沿って利用ください。
手数料は4,000円ですので、「口座あて送金」より安く送れます。
その際に必要な情報は、送金先の銀行コードです。
「Bank code」または「SWIFTコード」とも言われ、8-11桁のアルファベットと数字で構成されています。
今回私は、この銀行コードが分からず、窓口でお世話になりました。
窓口だと、支店名と支店の住所で送れるそうですが、「口座間送金」の場合は、銀行コードは必須です。「口座間送金」ができれば、郵便局で待つ必要もなくとてもスムーズにいくと思います。
窓口の方から「1週間を見てください」と言われまして、予定通りに送れました。
まとめ
国際送金は、相手側の正確な情報が必要です。
書類に不備があった場合は送金ができなかったにも関わらず、手数料はしっかり取られてしまいます。
少し面倒ですが確実に送金できるように準備しましょう。
手数料も増額してますね。1年前は2,500円だったことを考えると、倍になった事には驚きました。
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